ビットコインの半減期ってなんですか?
ビットコインの価格が半減したりとかするもんですか?
本記事は、このような疑問を解消します。
結論、ビットコインの半減期とは、価格が半減するという意味ではないんですね。
正しくは、新しいビットコインが流通する速度を半分に減らすということです。
初心者の方でもわかるようにやさしく解説していきますので、見ていきましょう。
ビットコインの半減期とは?
冒頭でも触れましたが、ビットコインの半減期は、新しいビットコインが流通する速度を半分に減らすためのイベントです。
つまり、ビットコインの新規発行枚数を半分にすることです。
では、なぜ半減期というものが存在するんでしょうか?
なぜビットコインには半減期が存在するのか?
なぜ半減期が存在するのか...
それは以下の2点が大きな理由と言われています。
ビットコインに半減期が存在する
- 発行量を抑える
- 価格の急上昇を抑える
それぞれ見ていきましょう。
発行量を抑える
半減期が存在する理由の一つ目は、「発行量を抑えるため」です。
なぜならば、ビットコインには新規発行の上限が決められているからです。
その上限数は、2100万枚です。
2021年12月20日時点において、ビットコインは1,900万枚の発行が既にされており、残り200万枚の新規発行ができる状態です。
ただし、このままのペースで発行を続けていくとあっという間に上限の2,100万枚に達してしまうため調整をしているということです。
発行枚数の上限がある理由は、2つの理由があります。
ビットコインに発行枚数の上限が
- 資産としての希少性を保つため・・・大幅な価格の下落を防ぐため
- 中央機関が管理していないため・・・際限なく無限に発行してしまい、インフレを引き起こす可能性があるため
仮想通貨の基礎は別の記事で解説していますので、興味がある方は参考にしてください。
価格の急上昇を抑える
半減期が存在する理由の二つ目は、「価格の急上昇を抑える」ためです。
先ほど、ビットコインには中央機関がないと言いましたが、日本円でいう、日本銀行のような中央管理者や発行元は存在しないということです。
つまり、放置しているとどんどん通貨の新規発行が進んでしまい、インフレが引き起こされる可能性が高いわけです。
その発行量を制限するための仕組みが、「半減期」です。
定期的に半減期を行うことで、市場に出回る新規のビットコインを制限しているんですね。
制限することで、需要と供給のバランスを保ち、価格を保っていることに繋がります。
ビットコインのこれまでの半減期
ビットコインの半減期はこれまで3回に渡り実行されてきました。
これまでのビットコインの半減期
- 2012年11月
- 2016年7月
- 2020年5月
それぞれどのような動きだったか見てみましょう。
ビットコインの半減期 | 発生日BTC価値 | 発生後BTC価値 |
2012年11月28日 | 12ドル | 1,217(2013年11月) |
2016年7月9日 | 647ドル | 19,800ドル(2017年7月) |
2020年5月11日 | 8,787ドル | 64,507ドル(2021年4月) |
いかがでしょうか?
過去3回の半減期いずれも約1年後に価格が高騰していることがわかります。
ここからわかるように、半減期はむしろ投資側としてはチャンスと捉えられるということですね。
次のビットコイン半減期は2024年と予想されています
これまでの3回を見ると、4年に一度半減期が到来することが予測できます。
半減期のタイミングは、ビットコインのブロックチェーンにおいて21万ブロックが生成されるごとに半減期が訪れるようになっています。
このブロックチェーンのブロックは一つ生成するのに、約10分かかるため、以下のような計算が成り立ちます。
半減期の予想計算式
- 21万個のブロックチェーンの生成×10分/個=210万分
- 210万分÷60分=35,000時間
- 35,000時間÷24時間=約1,459日
- 1459日÷365日=3.99726年≒4年
上記の計算から約4年の周期で回っていることが理解できます。
また、このブロックチェーンの生成はプログラミングされていますので、人の手で恣意的に早めたり遅くしたりできるものではありません。
半減期のビットコイン価格への影響は?
4年に一度訪れる半減期ですが、肝心な価格への影響は以下のように整理ができます。
半減期の価格への影響
- 半減期を迎える前:高騰する(1カ月~2カ月前)
- 半減期を迎えた後:一時的に下がり、緩やかに高騰する(約1年かけて高騰)
まだまだ仮想通貨の歴史は浅いので、上記とは違った展開になるかもしれません。
ビットコイン半減期に備えた投資方法
ビットコインの半減期はわかりやすい投資チャンスです。
そこで初心者向けに2つの投資方法を紹介します。
投資方法2選
- 積立投資(ドルコスト平均法)でコツコツと備える
- 半減期の2カ月~3ヶ月前に購入し、高騰したときに売却
積立投資(ドルコスト平均法)
積立投資(ドルコスト平均法)は、初心者でも簡単にできる投資方法です。
毎月決まった日(毎月〇日など)に定期的に購入という設定をするだけです。
詳細は別の記事で紹介していますので、参考にしてください。
半減期の2カ月~3ヶ月前に購入
こちらは少しタイミングを読む必要がありますが、半減期の前に安く購入して半減期の翌年の高騰したタイミングで売却する方法です。
利益を最大限取りに行きたい方には、おすすめできる方法でしょう。
半減期は投資チャンス!おすすめの取引所
半減期は投資チャンスです。
半減期が近づいてからではなく余裕を持って仮想通貨投資を始めてみましょう。
焦らないためにおすすめの取引所をご紹介しておきます。
口座作成自体は、どこの会社も無料でできますので複数持っておくと便利です。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 |
取引所名 | |||
取引 手数料 | ◎ 無料 | ◎ 無料 | ◎ 無料 |
最低取引 単位 | ◎ 500円相当額 | ◎ 2円 | ◎ 500円以上 |
入金 手数料 | 0円~1018円 | 0円~1005円 | お客様負担 (振込手数料実費分) |
出金 手数料 | 407円(税込み) | 330円(税込み) | お客様負担 (振込手数料実費分) |
送金 手数料 | 変動手数料制 | 暗号資産の種類によって異なる | 無料 |
取扱 通貨数 | 17種類 | 26銘柄 | 14種類 |
レバレッジ取引 | なし | あり | なし |
公式サイト | コインチェック公式サイト | フォビジャパン 公式サイト | BITPOINT公式サイト |
どれか一つということであれば、初心者の方にはコインチェックをお勧めしています。
コインチェックの一番の魅力は、アプリやサイトが直感的に分かるように作成されています。
それと投資方法でご紹介した積立投資の機能も備わっています!
とても使いやすいので、まずはコインチェックから口座開設するとよいでしょう。
口座開設の手順は、こちらの記事で詳細を解説していますので参考にしてください。
まとめ:半減期は投資側にとってはチャンス!今から備えよう
本記事のまとめ
- ビットコインの半減期は、新規発行枚数を半分にすること
- 半減期の翌年は過去3回すべて価格が高騰している
- 投資タイミングは、半減期の2カ月~3ヶ月前もしくは、積立投資(ドルコスト平均法)
- おすすめの取引所は、コインチェック
いかがでしたでしょうか?
本記事は、ビットコインの半減期について概要とこれまでの分析から次回の半減期に備えて解説してきました。
これを機会に仮想通貨投資を始めてみましょう。
本記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。