ビットコインがオワコンってよく聞くんですが、本当ですか?
2022年は冬の時代だったって聞きましたが、今から購入しても大丈夫でしょうか?
ビットコインは「オワコン」だとか「冬の時代」なんてことをよくネットで見かけます。
結論ですが、私はビットコインは2023年の今からでも遅くないと思っています。
ビットコインはまだまだ歴史が浅く、価格変動が大きいので安定していませんが、
「オワコン」や「冬の時代」というのは、過去にも繰り返し言われており、今に始まった話ではありません。
この記事を読んでわかること
- ビットコインのこれまでの流れ
- オワコンと言われる理由とオワコンではない理由
- 今からビットコインを保有しても遅くない理由
この記事を読んでいただいたら、今からでも遅くないのかと思ってもらえると思います。
暗号資産(仮想通貨)の冬の時代
冬の時代とは、暗号資産(仮想通貨)の相場が冷え込むことを表した用語です。
主な事象は、ビットコインの価格が大きく下落して、アルトコインもそれにつられる様に価格が下落します。
アルトコインは、ビットコイン以外のコインを指す総称です。
詳細を知りたい方がいたら、下記の記事でまとめてるので見てください。
これまでの過去の傾向を見ると、ビットコインの4年に一度行われる「半減期」の周期に合わせて起きていると言えます。
マイニング報酬が半分になる半減期のサイクルでは、それまでの最高値を更新した後に価格が大きく下落していく傾向があります。
この下落してから低迷する期間が他の下落時に比べて、長引いている傾向があることから冬の時代と呼ばれています。
冬の時代(暴落)が発生する要因
冬の時代は、一つの事象で起きるわけではありません。
いくつかの複合的な事象が重なり、起きているケースが多いのです。
例えば、世界経済に最も影響を与えるアメリカや中国政府の金融政策などのマクロ要因が挙げられます。
その他には、取引所の大規模なハッキング事件や破綻など暗号資産(仮想通貨)業界の直接の原因も挙げられます。
これまでの冬の時代
暗号資産(仮想通貨)の歴史では、これまで3回の冬の時代がありました。
それぞれ概要を見ていきましょう。
2014年~2015年に起きた冬の時代
この時代はまだ暗号資産(仮想通貨)の市場に興味を持っている方が多くなかったので、冬の時代なんて用語は言われていませんでした。
ただ、今になって振り返れば半減期後の価格の下落や低迷も長引いていることから、この時期も冬の時代と言ってよいと思います。
下落の要因となったのは、2013年12月に中国で起こった金融機関におけるビットコイン取引の禁止令と2014年2月に当時世界最大規模の経営破綻であったマウントゴックス(Mt.Gox)事件です。
その後、イーサリアム(ETH)の出現などで徐々に回復をしていきました。
2018年~2019年に起きた冬の時代
2016年7月に次の半減期が訪れましたが、その後に起きたビットコインの価格の急上昇は「暗号資産(仮想通貨)バブル」と呼ばれるほどでした。
2017年12月に記録した1BTC=200万円ほどから2018年12月には30万円台へと大きく下落しました。
暗号資産(仮想通貨)バブルが弾けたことにより、各社が暗号資産(仮想通貨)と距離を置き始め、社会的信用も落ちました。
2022年~現在に起きた冬の時代
現在も続いている冬の時代ですが、主な要因は米国の政策金利引き上げ、長期金利の大幅上昇と言われています。
ここ数年、投資家やベンチャーキャピタルが北米を中心に勢力を拡大していることで、アメリカの情勢が大きく影響したと見られています。
また、テラUSDが2022年5月に崩壊したことが引き金となりビットコインは急落しました。
さらには、暗号資産レンディング企業セルシウス・ネットワークが倒産したことにより、連鎖倒産が起きており、暗号資産(仮想通貨)市場の信頼は落ちていきました。
2021年11月に約760万円付近で史上最高値をつけたビットコインが、2022年12月には220万円付近まで下落しています。
暗号資産(仮想通貨)がオワコンと言われる理由
次に暗号資産(仮想通貨)がオワコンと言われる理由を見ていきましょう。
物事には必ず肯定派と否定派に分かれるので、暗号資産(仮想通貨)に限った話ではありませんが、
暗号資産(仮想通貨)を知らない方々の暴論
オワコンと言ってる方々は、暗号資産(仮想通貨)のことを上辺だけ理解しただけで「暗号資産は怪しい、危ない」と考えている方が多いのも事実です。
例えば、今は国民の大半が利用している「スマホ」ですが、これも登場した当初は「スマートフォンは個人情報の管理が危ない」と言ってる方々が一定数いました。
投資をするのであれば、自分の知識で暗号資産(仮想通貨)をしっかり理解した上で始めてくださいね。
ハッキングが多発しており、資産保全の観点から脆弱
暗号資産(仮想通貨)は世界的に見て、注目度の高い分野にあたるので、ハッキングや事件が増加傾向です。
多額の暗号資産(仮想通貨)が盗まれているのも事実なので、資産保全の観点から脆弱に見える点でオワコンと言われています。
過去の事件が気になる方は、まとめているのでご覧ください。
価格変動が大きい
まだまだ暗号資産(仮想通貨)は、歴史が浅く市場の人口も少ないです。
加えて、暗号資産(仮想通貨)は、中央管理者がいないので、他の金融商品と比べて相対的に安定していません。
1日で数%下落なんてことも珍しくないので、安定派の方々からはどうしてもオワコンという意見が出るものだと思います。
価格がピーク時に比べて、下落している
ビットコインは、2021年11月に約760万円付近で史上最高値を記録していますが、現在では230万円前後という状況ですので、3分の1程度の価値になっています。
ここから再度、最高値を出すのは悲観的な層からオワコンという意見が出ている可能性があります。
それ以前のバブルと言われた際にも最高値が100万円という時代がありましたが、その後も継続的に更新していきました。
その頃にもオワコンという情報が出回っていたことは今でも鮮明に覚えています。
国に価値の保証をされていない
暗号資産(仮想通貨)は、円やドルの法定通貨のように国が保証していません。
もし銀行が破綻した場合でも、ある程度の保証がされていると思います。
一方、暗号資産(仮想通貨)は、取引所が破綻しても保証が受けられないという可能性があります。
暗号資産(仮想通貨)がまだまだオワコンではない理由
次に暗号資産(仮想通貨)がオワコンではないプラスの情報を見ていきましょう。
2030年までのAIの予測
年 | 年末 |
2023年 | 20,375ドル→2,605,147円 |
2024年 | 22,638ドル |
2025年 | 27,999ドル |
2026年 | 33,751ドル |
2027年 | 38,940ドル |
2028年 | 45,285ドル |
2029年 | 51,533ドル |
2030年 | 51,928ドル→6,639,514円 |
国の法定通貨に採用
国家によっては、ビットコインを法定通貨に認められてきています。
・エルサルバドル(ロイターより)
・中央アフリカ共和国(BBCより)
法定通貨に認める国が増えて国民生活の向上につながった場合、暗号資産(仮想通貨)へのポジティブな見方をする人が増え、ビットコイン価格も上昇する可能性が高まります。
現在は2か国ですが、今後も増えていくのか注目が集まっています。
Web3.0・NFT・メタバースの普及
2021年ごろからNFT・メタバースが新たな市場として注目され、現在ではWeb3.0への動きが活発化しています。
基本的にWeb3.0やNFT、メタバースは暗号資産(仮想通貨)を使って決済がされます。
例えば、NFTは今後色々な業界で導入されることが検討されています。
・Mastercard Artist Accelerator(引用:CoinPostより)
メタバースも国内の大手企業が続々と参加表明をしています。
- パナソニック
- KDDI
- GREE
- リコー
- 任天堂
大手企業も参入しているので、注目度が高い市場と言えるでしょう。
ビットコインを今から持っても遅くない理由
暗号資産(仮想通貨)が現在どのような状況なのかデータを見てみましょう。
2023年 | 暗号資産(仮想通貨) | 株式市場 |
市場規模 | 250 兆円 ※2021年12月 | 90兆3,229億ドル ※2022年9月末 |
人口 | 人口の約2%(日本) | 人口の約10% |
まだまだ日本国内では、暗号資産(仮想通貨)の保有率は2%と極めて少ない現状が理解できます。
これから暗号資産(仮想通貨)を保有する人は増加する
これまで人口の2%にあたる方々が暗号資産(仮想通貨)を保有してきました。
今後の動きをマーケティングアプローチの理論である「キャズム理論」に基づいて見てみましょう。
キャズム理論とは、新たな製品が世に出た際に、その製品が市場に普及するために超える必要のある溝について説いた理論のことです。
現在、日本の人口の2%が保有していることを考えると、「イノベーター」から「アーリーアダプター」へ移っていく段階ということが理解できます。
アーリーアダプターに入ると、保有者が急速に伸びていくことが推測されます。
まだまだ、暗号資産(仮想通貨)はこの段階なので、今からの保有は遅くないと言えるでしょう。
政府・大企業・有名人がビットコインを購入
政府や大企業がビットコインを購入するケースも増えてきています。
各国の経営者から有名人の方々も個人で保有している事例もたくさんあり、一般人の購入の後押しとなっています。
多くの方々がビットコインを保有することで、下落率が低くなって安定性が増してくることが予想されますので、今からの購入は金融資産として魅力的になってくるでしょう。
Web3.0時代は暗号資産とブロックチェーン技術がより重要な存在になる
Web3.0時代が進行していますが、この構想を実現するためには暗号資産とブロックチェーン技術が必要になります。
今まで個人情報は企業が管理するものでしたが、これからはブロックチェーンが管理していく時代にシフトします。
社会のインフラの一部になっていくことで、ビットコインの重要性も増していくでしょう。
ビットコインは今からでも全く遅くない
これからもビットコインの価値は上下しながらも上昇していくことが予想されてます。
早く始める分、時間を使って資産を増やしていく作戦が取れますので、思い立ったら小額から始めてみるとよいでしょう。
おすすめの投資方法:長期のつみたて投資
つみたて投資とは、毎月or毎日決まった金額を定期的に購入していくことを言います。
暗号資産(仮想通貨)では、以下のように1日1円から投資が可能です。
取引所 | コインチェック | ビットフライヤー |
取扱い通貨数 | 17種類 | 17種類 |
積立最低金額 | 10,000円(ひと月あたり) | 1円(1日あたり) |
引落し方法 | 銀行口座より引落し | 取引所内より引落し |
積立開始日 | 申請日より約1か月後 | 最短翌日 |
おすすめは、銀行口座から直接引き落としてくれるコインチェックです。
初心者はなるべく手間をかけずにコツコツと少額から行ってみることをおすすめします。
コインチェックは、無料で口座開設ができますので、まずは開設して銘柄を見てみることから始めてもOKです。
以下に初めて口座開設をする方のために、画像付き完全ガイドを用意していますのでご参考にしてください。
つみたて投資のおすすめ理由を解説した記事もご参考にしてみてください。
まとめ:ビットコインはオワコンではないので、今からでも遅くない!長期でつみたて投資をしていこう
最後までご覧いただきありがとうございました。
本記事は、ビットコインがなぜオワコンと言われるのかを徹底解説しました。
ビットコインを理解しつつ、今後についても理解ができていればオワコンではないことが明白です。
今からでも遅くありませんので、長期的な視点で投資を始めてみてください。
本記事は以上となります。
ありがとうございました。