仮想通貨

暗号資産(仮想通貨)のレンディングとは?仕組みや安全な始め方を紹介

相談者

暗号資産は、レンディングという仕組みがあると聞きましたが。

初心者でもできるんでしょうか?

私もやってみたいので、おすすめの取引所があれば教えてほしい!

相談者

本記事はこのようなお悩みを解決します。

本記事の結論

  • レンディングは、手間をかけずに仮想通貨を増やすことができる
  • 専門的な知識が売買に比べて必要ない(最低限の知識は必要です)
  • デメリットを理解すれば、メリットのほうが多い

今回は、暗号資産(仮想通貨)のレンディングについて解説していきます。

仮想通貨を始めたいけど、「知識がないから怖い」「仕事や家事が忙しいので、毎日はチェックしていられない」など、お悩みの方も多いでしょう。

しかし、今回解説するレンディングでは、ほとんど知識なしで始めることができて、手間もかかりません。

特に初心者の方や忙しい方には、おすすめできる手法でしょう。

それでは、早速見ていきましょう。

暗号資産(仮想通貨)のレンディングとは?

暗号資産のレンディングとは、自分が保有している暗号資産を第三者に取引所経由で第三者に貸し付けて、利息を貰える仕組みのことです。

つまり、暗号資産取引所は、貸主と借主の仲介をしている状態となります。

これまでの取引は、売買差益を狙う純粋な仮想通貨の取引であったが、レンディングが登場したことで売買のリスクを負わずに、資金を増やしていける方法として、人気が出ています。

暗号資産(仮想通貨)のレンディングを活用するメリット

レンディングには、大きく4つのメリットがあると考えます。

メリット

  • 貸し付けるだけで暗号資産が増やせる(インカムゲイン)
  • 特別な知識がいらない(基礎知識は必要ですからね)
  • チャートをチェックする必要がない
  • 銀行に預けるよりも増える可能性がある

順番に見ていきましょう。

貸し付けるだけで暗号資産が増やせる(インカムゲイン)

レンディングの最大のメリットと言えるのが、貸し付けるだけで暗号資産が増やせる点です。

こういった利益を不労所得と言いますが、誰もが憧れるお金の仕組みですよねー。

会社で働いている間や家事をしている間に、お金(暗号資産)がお金(暗号資産)を稼いでくれる。

稼いでくれる額が増えていくことで、自分の人生の選択肢が増えていくことが魅力だと思います。

特別な知識がいらない(基礎知識は必要ですからね)

レンディングには、特別な知識は必要ありません。

なぜならば、仕組み自体が非常にシンプルだからです。

とは言っても、以下のポイント3つは基礎知識として押さえておいてください

ポイント

  • 暗号資産を一定期間預けて、期間が終了すれば利子がついて返却される
  • 返却時、暗号資産の価値が上がっていれば利益は増え、価値が下がっていれば損益となる
  • 将来性の低い暗号資産でレンディングを行わない

この他にも余裕がある方は、暗号資産がどんなものなのかくらいは理解しておくといいと思います。

参考記事

チャートをチェックする必要がない

レンディングは、第三者に貸し付けを行うのでその貸付期間は基本的にチャートを追いかける必要が無くなります。(正しくは、貸付期間内は基本的に引き出せないので、見てもしょうがない)

これは初心者からすると精神的に非常にメリットと言えます。

と言いますのも、仮想通貨の価格変動は非常に激しいことが多々あります。

参照:CoinMarketCapより加工

この上がったり下がったりする変動に一喜一憂しているとかなり精神的に来ます・・・

つまり、レンディングでの取引は、忙しい方への時間捻出や精神的に優しいと言えると思います。

銀行に預けるよりも増える可能性がある

これは最近少しずつ国民に刷り込まれていっていると思いますが、現在、メガバンクの年利は0.001〜0.002%程度しかありません。

仮に100万円を1年間預けた場合、10円〜20円の利息しかもらえないというショッキングな計算です。

対して、レンディングの年率1~5%程度に設定できるため、大きな年率の差になります。

株式投資の平均利回りは年間で5%前後と言われていますので、同程度の利回りを目指すことが可能になります。

暗号資産(仮想通貨)のレンディングを活用するデメリット

次にレンディングのデメリットは2つです。

デメリット

  • 仮想通貨の価格変動リスク(基本的に中途解約ができないため)
  • 取引所が倒産する可能性がある

順番に見ていきましょう。

仮想通貨の価格変動リスク(基本的に中途解約ができないため)

日本の仮想通貨取引所のレンディングサービスは、多くが貸し付け期間中に中途解約ができないルールとなっています。

これがどういう影響があるかと言うと、価格変動時に利益の確定や損失の確定ができないということです。

どういうことかちょっと想像してみましょう。

あなたが1ビットコインの単価が100万円の価値の時点で100万円分(1ビットコイン分)レンディング取引をしたとしましょう。

翌日に1ビットコインの価値が100万円から150万になりました。

翌々日に1ビットコインの価値が150万円から200万になりました。

事例1

あなたが1ビットコインの単価が100万円の価値の時点で100万円分(1ビットコイン分)レンディング取引をしたとしましょう。

翌日に1ビットコインの価値が100万円から150万になりました。

翌々日に1ビットコインの価値が150万円から200万になりました。

どうですか?

翌々日に売ってしまえば、元金100万円から200万円で利益の確定(儲けは100万円)ができますね。

でもレンディング取引の期間内は、途中で解約できないので売ったりできません。

事例2

あなたが1ビットコインの単価が100万円の価値の時点で100万円分(1ビットコイン分)レンディング取引をしたとしましょう。

翌日に1ビットコインの価値が100万円から50万になりました。

翌々日に1ビットコインの価値が50万円から20万になりました。

どうですか?

これは悪いパターンですが、損失の確定(損切)ができないということですね。

レンディング取引の期間が終了したときには、元の価値よりも下がって返ってくる場合があります。

ただし、利息は貰えますので、コインの枚数自体は増えますよ!

取引所が倒産する可能性がある

ケースとしては多くありませんが、取引所が倒産してしまう可能性があることも、レンディングのデメリットでしょう。

レンディング取引では、金額の保証がありません。

つまり貸付していた暗号資産が戻ってこないという可能性もあるということです。

暗号資産(仮想通貨)のレンディングには税金がかかるのか?

次に、みなさん抜けがちな税金の話をしておきます。

せっかく得た利益がいくら残るのかというのは気になる点ですよね。

結論を言うと、暗号資産のレンディングは税金が発生します

以下のポイントを押さえておきましょう。

ポイント

  • レンディングで得た利益の区分
  • 税金が発生するタイミング
  • 取得価額の算出方法

それぞれ見ていきましょう。

レンディングで得た利益の区分

仮想通貨レンディングで得た利益は、全て雑所得として分類されます。

雑所得とは利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得のいずれにも該当しない所得のことです。

税金が発生するタイミング

レンディングで税金が発生するタイミングは、年間の雑所得合計額が20万円を超えた場合です。

レンディング期間が終了して利益が発生した際に所得が発生します。

仮想通貨自体での利益が20万円未満だとしても、仮想通貨以外の雑所得が20万円以上あれば税金が発生します。

雑所得が20万円を超えた場合は、確定申告を行う必要があります。

レンディングサービスを提供している取引所

それでは、実際にレンディングサービスを取り扱っている取引所を紹介していきます。

名称Coincheck(コインチェック)BITPOINTGMOコイン
ホームページコインチェックの公式サイトBITPOINTの公式ページGMOコインの公式サイト
最低貸出金額1万円募集毎に決定10万円
最大年率最大年率5%募集毎に決定
貸暗号資産ベーシック:
最大年率8%
貸暗号資産プレミアム:
最大年率15%
対応通貨18種類
BTC/ETH/XRP/BCH
LTC/LSK/ETC/MONA
XEM/FCT/XLM/QTUM
BAT/IOST/ENJ/OMG/PLT/
XYM
15種類
BTC/TRX/XRP/ETH/
BCH/LTC/BAT/ADA/
JMY/DOT/LNK/DEP/
IOST/KLAY/SHIB
23種類
BTC/ETH/BCH/LTC/
XRP/XEM/XLM/MONA/
ADA/BAT/OMG/XTZ/
QTUM/ENJ/DOT/ATOM/
XYM/MKR/DAI/LINK/
FCR/DOGE/SOL
手数料無料-無料
途中解約不可不可利息の10%
2022年12月上旬情報

それぞれ見ていきましょう。

Coincheck(コインチェック)

名称Coincheck(コインチェック)
ホームページコインチェックの公式サイト
最低貸出金額1万円
最大年率最大年率5%
対応通貨18種類
BTC/ETH/XRP/BCH
LTC/LSK/ETC/MONA
XEM/FCT/XLM/QTUM
BAT/IOST/ENJ/OMG/PLT/XYM
手数料無料
途中解約不可

Coincheck(コインチェック)は仮想通貨レンディングに人気の取引所になります。

最大のメリットは、収支に一番関係のある年率の高さです。

また、積立投資もできますし、投資手法を分散させるという意味でも使いやすい取引所です。

個人的には、アプリの画面も使いやすいので、初心者にはおすすめです

BITPOINT

名称BITPOINT
ホームページBITPOINTの公式ページ
最低貸出金額募集毎に決定
最大年率募集毎に決定
対応通貨13種類
BTC/TRX/XRP/ETH/
BCH/LTC/BAT/ADA/
JMY/DOT/LNK/DEP/
IOST/KLAY/SHIB
手数料-
途中解約不可
2022年12月上旬情報

BITPOINTは2020年11月より、仮想通貨レンディングサービスを開始しました。

最大年率や最低貸出金額などは募集毎に決定され、申し込みは先着順または抽選により受付されます。

無料で口座が作れますので、この機会に開設してみてはいかがでしょうか?

GMOコイン

名称GMOコイン
ホームページGMOコインの公式サイト
最低貸出金額10万円
最大年率
貸暗号資産ベーシック:
最大年率8%
貸暗号資産プレミアム:
最大年率15%
対応通貨23種類
BTC/ETH/BCH/LTC/
XRP/XEM/XLM/MONA/
ADA/BAT/OMG/XTZ/
QTUM/ENJ/DOT/ATOM/
XYM/MKR/DAI/LINK/
FCR/DOGE/SOL
手数料無料
途中解約利息の10%
2022年12月上旬情報

GMOコインのメリットは2点です。

対応通貨は23種類と今回ご紹介の中では最多です。

また、途中の解約が利息の10%を支払えば可能という点です。

先にご紹介した取引所と併用して使うなどしておけば、暴落時にはGMOコインに預けた分を途中解約するなど対策を行うことができますね

まとめ:レンディングサービスを活用しよう

本記事の結論

  • レンディングは、手間をかけずに仮想通貨を増やすことができる
  • 専門的な知識が売買に比べて必要ない(最低限の知識は必要です)
  • デメリットを理解すれば、メリットのほうが多い

いかがでしたでしょうか?

レンディングは、リスクが少なく理解さえしてしまえばメリットが多いことがご理解いただけたと思います。

是非、この機会に仮想通貨のレンディングを始めてみてはいかがでしょうか?

始めるには、口座開設が必須ですが、開設は無料で行うことができます。

参考までに以下に口座開設の画像付き手順の記事を載せておきますので、ご活用ください。

本記事は以上です。最後まで御覧いただきありがとうございました。

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参考記事

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参考記事

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